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はみだしブックレビュー:『レボリューション・イン・ザ・バレー』

Macの初期開発メンバーであるアンディ・ハーツフェルドが、Mac開発当時のエピソードを、修正が容易というウェブの特性を活かし、当事者達の協力を得て記憶違いや思いこみを随時正していき、極力ありのままの事実を記録しておこうというプロジェクト《Folklore.org》を書籍化した『レボリューション・イン・ザ・バレー』をようやく読了。 手に入れたのは11月だったものの、なまじストーリィ仕立てじゃないため、ヒマな時に数ストーリィずつチビチビ読んでいたので時間がかかってしまった。

プログラム的試行錯誤を綴ったエピソードでは、専門用語が遠慮無く出てきて「何のことやらさっぱり」なことがあるものの、当時のプログラマー達が様々なプレッシャーや制限をはねのけMacを世に送り出していく「Macの青春時代」が生き生きと、そして時に生々しく描かれていて、Macファンにとっては大変興味深い内容となっています。
特にハーツフェルドが休職中に開発したプログラムの買い上げについて、ゲイツは「このプログラムは1万行を超えるとは思えないから、ウチが優秀なプログラマーに払ってる週4千ドルを払うとして、君が優秀なプログラマーなら10週はかからないだろうから4万ドル以上は払えないなぁ」と言い、ジョブズは「そもそもアップルで得た知識が無ければこのソフトを書くことは出来なかったんだから、お前に好きに値段を決める権利なんか無いんだ」と言ったいうエピソードは、二人の性格というかビジネス感覚というかが如実に表れていて傑作(等のハーツフェルドにとってはたまったもんじゃないでしょうけど)。
「コマンドキィのシンボルはスウェーデンのキャンプ場を示す図記号だった」とか、「OS 9まで生き残ったデスクアクセサリィの計算機のアピアランスを決めたのはジョブズだった」とか、「Image Writerの設計・製造はテック電子(現・東芝テック)」だった。などの( ・∀・)つ〃∩へぇへぇへぇ〜モノのトリビアも色々と載っているし、ビル・アトキンソンが残しておいた、開発途中のUIの進化の過程を記録した貴重なポラなどは資料性も高いので、Macファンなら買っても損は無いでしょう。

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