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2006年に読んだ本ベスト3

年末年始はネタも枯れ気味なので、この時期らしい企画として、ブログ主のシュミ系に関して今年の総括なんぞをやってみようかと(アップは年越しちゃったケド(^_^;))。
まずは読書編。
新旧・ジャンルを問わずに「おお、面白れぇっ!」って本になかなか巡り会えず、読む本探しに苦労した印象がある2006年。星四つはそこそこあったものの、いざ「ベスト3」を選ぶとなると、突出した本が少なくやや苦労気味。

第1位:ハイペリオン四部作(『ハイペリオン』『ハイペリオンの没落』『エンディミオン』『エンディミオンの覚醒』)/ダン・シモンズ

今年のベストは、何と言っても<ハイペリオンシリーズ>。
SF翻訳・評論家の大森 望曰く「史上最大最強のジャンルSFリミックス」という要約に作品の魅力が凝縮されている、SF的ガジェット・ジャーゴンの満漢全席ぶりで満腹になれること請け合いの一大エンターテイメントで、この分厚さを苦にすることなく読み進めることが出来るストーリィテリングの能力、あまたのSF的アイディア・ガジェットを吸収消化して新たな一大叙事詩を紡ぎ出した筆力には脱帽。


第2位:『クラッシュ』/太田哲也

レース中の事故で瀕死の重傷を負ったレーサー太田哲也が、自らの肉体的・精神的再生の過程を、一切の気取りを捨て、自己の内面的な醜い部分も含めてさらけ出し、生きる意味について、抹香臭くも説教臭くもなく伝え・考えさせられる内容に衝撃と感銘を受けた『クラッシュ』が今年の2位。ノンフィクションに限ればダントツの1位。
作者やレースに興味が無くても、自分を見失ってしまっている人、ちょっとしたつまずきを覚えているような人にぜひ読んでもらいたい一冊。


第3位:藤沢周平の一連の剣劇物

実は3位に挙げるだけの印象を残した本がなくて困ってしまったんだけど、随分前に読んだ『用心棒日月抄』以来久々にまとめてその小説世界に触れ、際だって面白いと感じた作品こそ無かったものの、どの作品においても自然・心象表現の豊かさなど、文章の巧みさを味わえ、読後に「ああ、小説を読んだ」という充足感を堪能出来ることではピカイチだった藤沢周平の剣劇物を、改めてその良さを認識したという意味から、諸作まとめて3位にランクイン。
そう言えば年末に『たそがれ清兵衛』をテレビで放映してたのを見たけど、藤沢作品の良いところというか、エッセンスがスポイルされちゃってて、ちっとも良く無かったねぇ。 つうか、「女房が死んじゃってる」って設定じゃ、原作のラストシーンの良さが台無しぢゃんね。


特別賞:『再起』/ディック・フランシス

5年ぶりにフランシスが筆をとった『再起』の名は、やはりファンとしては挙げずにはいられないところ。
フランシスの作品としても、ミステリィ小説としても、デキ自体はそこそこだったものの、何はともあれ新作が読めるヨロコビを味わわせてくれ、30年に及ぶシッド・ハレーの物語に一応の区切りが付いたことは感慨深く、とにもかくにもフランシスにはお礼を言うばかり。

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