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今なお褪せぬ『栄光のル・マン』の魅力

外は暖冬のこの冬にしては久々冷たい雨が降っているわ、例え雨が降っていなくとも、23区内の主要エリアを7時間に渡って通行止めをして第1回東京マラソンが開催中のため、外出する気が完全に失せた日曜日。しばらく絶版になっていたものの、廉価版(1,500円)で再発されたの機に買い込んでおいた『栄光のル・マン』をゆっくり観賞して過ごす。 細かい点はほとんど忘れているくらい久々に見たので、ほぼ初見のような新鮮さが。

実はストーリィと言えるストーリィはほとんどなく、「男と男の戦い」とか「ライヴァル同士の軋轢」とか「栄光と挫折」みたいな、レース(に限らずスポーツ全般)を題材にするとなると、つい織り込みたくなるドラマ性を極力抑え、レースという危険なスポーツに関わる人々の人間模様を、映像的な静と動で対比して見せる演出が実にリアル。
ラストを「主人公のマックイーンが大逆転で優勝する」なんて陳腐なオチにせず、クラッシュによりマシーンを失った主人公が、監督の要請でトップを走るティームメイトのサポートに回り、トップよりペースの速いフェラーリを抑えきることでティームの優勝に貢献する役目に徹しきるという、ストイックな結末にしたのも素晴らしい。このラストだからこそマックイーンのカッコ良さが光るというもの。

実車を使ったクラッシュシーンが、コケ脅しのCGやカメラワークのおかげでかえって興ざめする昨今のレース映画よりよほど迫力があるのがすごいし、別撮り部分にしても、確かに妙にコースが空いてたり、何度も抜かれる周回遅れのポルシェがいたりするので区別は付いちゃうものの、あからさまなチープ感が無いのには感心。

そりゃ、コースアウトした“フェローラ”(エンツォがホンモノを貸してくれなかったので、ローラT70のシャシーに512Sのガワを被せたなんちゃってフェラーリをこう呼んでいたそうな)が大爆発を起こしちゃうとか、同一周回とはいえ、直線で視界に入らないほど広がった差をたった2周で追いつめちゃう(レースゲーかよ(笑))とか、ユノディエールで、フェラーリをブロックするためマックイーンが917Kをガシガシ当てるのはやりすぎだろうとか、あり得ないウソが無いことは無いんだけど、作り手のレースへの愛情とホンモノへのこだわりが全編に渡って伝わってくるため許せちゃう。

何にしてもこれほどの映画は、いろんなイミでもう二度と作れないであろう、やはり今なおサーキットを舞台にした映画の傑作。レース好きにとってのバイブルと言っても過言じゃありませんな。

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コメント

栄光のル・マン、今まで何度見た事か・・・。家にあるのは、DVDが出る前に買ったVHSなので、いつかDVDで買い直そうと思ってます。
以前ニスモの柿本監督が、「ル・マンに行く前には必ず観る」とインタビューで言ってました。
この映画の凄いのは、レース中の会話がほとんどない事ですよね。「目」で語るマックイーンが凄いです。
金ばかりかけて内容がチープな映画よりも、遥かに素晴らしいです。

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