2007年○○ベスト3
去年から始めた年末年始企画の今年読んだ本と買ったミニカーのベスト3。今年も行ってみましょー。
■読んだ本ベスト3
短編集が多く混じっていたからか、ここ数年では最多の59冊も読めた今年、なんとなくSFと時代劇属性が強まった印象が強く、ベスト3もそっち系でまとまることに。
第1位:『樅ノ木は残った』/山本周五郎
今年のベストは何と言っても山本周五郎。
これまで「ドラマ性の高い物語を書くんだろうなぁ」くらいの認識しかなくてなかなか手を出すキッカケが無かった山本周五郎ですが、ハードボイルド作家の稲見一良が「『樅ノ木は残った』は日本最高、最大のハードボイルド」とコメントしていたことから俄然興味が沸いて手を出してみたらこれが大当たり。
ハードボイルドとしてもポリティカルスリラーとしても一級品の読み応えで、久々読書の醍醐味をたっぷりと味わえた時代小説の傑作。久々モンク無しの五つ星と年間ベスト1を獲得。
第2位:『星を継ぐもの』/ジェイムズ・P・ホーガン
だいぶ前に読んだ『プロテウス・オペレーション』での経験から、ホーガンの作品は、アイディアは面白いけどなんか地味というか盛り上がりに欠けるという印象があってつい敬遠してしまっていたんだけど、ネタ枯れから名作漁りを始めた中で本作を読んでみてところ、実はこんなにもセンス・オブ・ワンダーに溢れる作品を書く作家だったんだとビックリしてしまったほどはるまきのSF属性を刺激された作品。
エンタメ性に乏しいという問題を本作も抱えてはいるものの、それでもラストシーンで得られる感動は、そういった弱点を補って余りある、傑作の名に恥じぬSFならではの醍醐味。
第3位:『あかんべえ』/宮部みゆき
はるまき的に宮部みゆきは時代小説の方が肌が合うようで、『本所深川ふしぎ草紙』でハマって以降読んてみた彼女の時代小説はどれも当たりだったのですが、特に『あかんべえ』は主人公のおりんの魅力、奇譚とミステリィの融合具合と、宮部の時代小説の魅力が凝縮されたような見事なデキで、久々読み終えてしまうのが残念に思えた小説。
■買ったミニカーベスト3
今年は去年ほどインパクトのあるモデルのリリースがなく(そのせいで「今月お気に入りの一品」コーナーが開店休業状態だし(^_^;))、ベスト3の選出もやや苦労することに。
第1位:BBR完成品 1/43 フェラーリ550マラネロ #88('03 ル マン)
今年の1位はミニカーコレクションに手を染めたからには1台は手に入れたいと思っていたBBR完成品のマラネロ。
半額の特価品に巡り会うという幸運に恵まれてようやく入手したわけだけど、評判に違わぬ完成度の高さに思わず見惚れてしまったほどで、モンクなしで今年の1位の座に。
第2位:スパークモデル 1/43 アストン・マーティンDBR9 #007('06 ル マン)
2位はスパーク版のDBR9。去年1位にしたイクソ版のデキも良かったけど、やはりエッチングパーツを多用した情報量・精密感の高さはやはりスパークの真骨頂。
ライセンス料の関係か、レッドラインと同等の価格帯(どうやら07年型は普通の値段になるらしい)になってしまったのはマイナスポイントだけど、それでも買った甲斐を感じさせてくれる逸品。
第3位:京商 1/43 日産R390GT1 #22('97 ル マン)
3位はタミヤが23号車をリリースして以来のモデル化となる京商のR390。
タミヤ製も当時としてはそんなに悪く無いデキだったけど、やはり最新のテクノロジィで再現されたR390が手に入ったのは嬉しかった。
タミヤ製と比べると、低く構えた感じを再現したフォルムや牽引フックが再現されていたりと、進化を実感出来る完成度の高さもマルで3位にランクイン。
[追記]
そうそう、実は今年、こっそりラノベとケータイ小説にチャレンジしてみたんですわ。その感想を書き留めておかねば(ただしどちらも良い印象が無く、けなしっぱなしなので、作品を好きな方が気を悪くしないように作品名は伏せておく)。
ラノベはアニメ化もされた、SFマインドの強い某作家の作品。
これならラノベ初心者でもとっつきやすいかと思ってブックオフでGetして読んでみたんだけど、やっぱり、結局良くも悪くも「マンガ」なんだよね〜。
それこそマンガ感覚で読むにはいいけれど、やはり小説にある程度の深みというか重みというのかを求めてしまう自分には「お子さま向け」としか映らず、一応読了はしたものの「もう結構」って感じ。
もちろん、探せばそれなりの手応えを持った作品もあるんだろうけど、数多あるラノベから自分に合うのを探す努力をしたくなるほどの「惹き」を感じられなかったのもまた事実。
もう1〜2冊気になる作品があるので、それを読んでやはり良い印象が得られなかったら、ラノベはもうご遠慮しようっと。
一方ケータイ小説の方は、某タレント(?)界隈で「寝る間も惜しんでイッキ読みしてダダ泣きした!」と話題になった某作品。
これはねぇ、何というのかなぁ、その場所や事物などを知らない人が読んだらワケワカメな名詞を説明抜きで書いちゃうような、第三者に読ませるための配慮や工夫が欠けていたり、語彙の貧困さや表記の揺れが目に余るなど、そもそも文章が「小説」と呼べるクオリティに達してないシロウト臭さが受け付けなかった。
かてて加えてもともと私小説の類が苦手なもんだから、一人語りで惚れた腫れたをウダウダ語られるのに辟易としてしまい、とうとう途中で投げ出してしまった。
ケータイ小説に冠しては、もう2度とチャレンジすることはないだろうなぁ。
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コメント
明けましておめでとうございます。
> 本
カブってるのが宮部みゆきしかありませんが、
「宮部みゆきは時代物の方が良い」というのは、僕も普段から思っていて、最近では時代ものしか読まなくなりました。同じように思っていらっしゃる方がいるのが分かって嬉しいです。
> ミニカー
僕もブログ上で、ミニカーBEST3をやろうと思いましたが、
アップしたミニカーの一覧を見ていると、
「今年は不作だったなぁ・・・」という感じで、なんとなくやる気がなくなってしまいました。
という訳で、今年もよろしくお願いします。
素敵なミニカーとの出会いがありますように。
投稿 よっきゅん | 2008.01.02 09:46 午前
よっきゅんさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
確かにミニカーは不作感がありましたねぇ。
ルーティンで買ったものの、「コレ!」といったものがなかったので、ベスト3も結構迷って絞り出した感じでした。
今年は「おおっ!」と思えるミニカーがリリースされるといいですね(^-^)。
投稿 はるまき | 2008.01.03 02:35 午前