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坪内隆直写真展『我が愛するドンキホーテ達』

坪内隆直写真展のチラシ今日はレースフォトグラファーとしてロードレースファンには馴染み深い坪内隆直の写真展『我が愛しのドンキホーテ達』開催に併せて行われた講演会を見に、品川のキヤノンSタワー内にあるキヤノンギャラリーSへお出かけ。
入り口にNS500が展示された1階の写真展を眺めてから3階のキヤノンホールSへ。
ロードレースなんてニッチな題材のフォトグラファーの講演にしては、300席の開場は9割方埋まっていてビックリ。
とは言え高齢な方が多いことから予想がついたとおり、半分近くはレースファンではなくカメラ趣味のお客さん。
対象に興味が無くても講演を聴いちゃうんだから、写真を趣味にしてる人ってのは勉強熱心というか何というか。

「講演」といいつつも、写真を目指すようになったきっかけや、F1やル マンも撮ったが、ジェイムズ・ハントの日本グランプリ表彰台すっぽかし事件や、あまりにも階層意識の強いパドックの雰囲気に幻滅と違和感を覚え、遙かに人間味のあるロードレース1本に絞ったという氏の経緯などを30分ほどした後は時間まで質疑応答。

グランプリから公道レースが無くなり、エスケイプゾーンが広がるに連れて画作りに変化を強いられたことや、現像所の善し悪しなどの外的要因に質が左右されることのないデジタルの特性を認め、銀塩ならではの空気感が失われたことに対して嘆いているばかりではなく、デジタルならデジタルなりにどうすれば自分の世界を表現出来るのか追求していくべき、などの写真に対する取り組み方についての話題を始め、
・「天才」と呼べるのはスペンサーだけ。
・原田哲也は常にピリピリしていてとにかく怖い人だった。
・タイムが出ない原田にコシンスキィがセッティングしたバイクを渡したら、まるで別物のように良いのでビックリしていたが、実はコシンスキィという人は繊細で、緻密に物事を組み立てる面もあった。
・レイニー、シュワンツと次々とライヴァルが退場したことにナーバスになった時期のドゥーハンはとても近寄りがたかった。
・ストーナーが電子制御のおかげで速いという見方は間違い、彼はコーナリング中にもリアブレイキを当ててマシーンをコントロールしたりと卓越したテクニックを持っている。
等々、ライダーをファインダー越しにつぶさに観察してきた氏ならではのGPライダーの逸話の数々を披露してくれた。
タイヤの性能が向上し過ぎた故に、今まででは予想もつかない転倒時の挙動が見られるようになったことや、事故には発展していないものの、この3年間で9件もサーヴィスロードにマシーンが飛び込んでいる事例を紹介するなど、MSMA(モーターサイクル・スポーツ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)の事務局長としての立場から、専門誌ですら伝えていないような話題にまで及び、GPファンで一応写真も撮る身としてはかなりお腹一杯になる内容で充実のひとときを過ごす。

それにしても、プロ・アマ問わず「写真家」には「やっぱ写真は銀塩じゃなきゃ」みたいな風潮がある中、デジタル化の波を受け止め、自分の中に取り込んでいこうというポジティブな姿勢には脱帽。やはり一流として活躍する人は違うねぇ。

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