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はみだしブックレビュー:『鈴木亜久里の挫折』

さしてF1属性は強く無いものの、モータースポーツ好き日本人としては、やはりそれなりに動向が気になっていたスーパーアグリF1チームの立ち上げから解散までを追ったドキュメント『鈴木亜久里の挫折』をブックオフで見つけたので、『AUTOSPORT』の拾い読みでは拾いきれなかった事実や、F1界のダークサイド(笑)でも明らかにされてるかと期待して購入、バスタイム読書にて読了。

ところがこの赤井邦彦ってヒト、文売家としてはあまり文章がお上手な方じゃないし(「ゆえに、この活動資金の準備も急務だったのだ。それにはスポンサーの確保が急務だった。」なんて繰り返し表現、とてもプロの仕事とは思えん)、モーター“ジャーナリスト”と謳われてる割には、「理由は定かではなかった」だの「知るよしもない」だの、「そこに切り込んで行くのが“ジャーナリスト”ってもんじゃね?」と突っ込みたくなるような点も多い上、関係者の談話も当時のものの再録ばかりで、さして目新しい事実がつまびらかにされているわけでもないので、ドキュメンタリーとしては何とも食い足りないデキ。
それでも、F1マネーに群がる有象無象魑魅魍魎のいかがわしさ・恐ろしさの一端を垣間見ることができたのは収穫だったかな。

それにしても、それなりに注目を浴びたSAF1が国内企業のスポンサー獲得に失敗する姿を目の当たりにすると、日本企業のフヌケぶりっつーか夢の無さ、ひいては日本におけるモータースポーツ地位の低さを暗澹とさせられてしまうのと共に、結局、今のF1ってのは「ビジネスマン」じゃないとやってけないことを痛感。ドライなビジネス感覚の有無が、ル マンを制覇出来た郷や、その他F1界の海千山千と亜久里との差なんだろうね。
亜久里がもう少し夢や理想にこだわらずビジネスライクに事を運んだら、ティームはもっと生き長らえたんじゃないかと思いつつ、亜久里の理想は理想で尊重したいし、難しいところだねぇ。

そんな本書の中で、気になったトピックをメモメモっとφ(.. )。

  • ティーム立ち上げ時、あのディレクシブが支援を申し出ていたが、当然ディレクシブの消滅とともに話は立ち消え。
  • カスタマーカー問題は、SAF1のシャシー製作に協力していた元ジョーダンのデザイナー、ポール・ホワイト経営のPJUUという会社にホンダのシャシーの知的所有権を移し、そこからシャシーの権利を買うことで回避した。
  • 上辺ではスーパーアグリに肩入れするような発言をしていたものの、結局何の手助けをしなかったばかりか、ティームが立ち行かなくなった途端F1パドックから冷酷に閉め出したバーニー・エクレストンの卑劣漢ぶり。

ところでGTなんかにはそれなりの数の大企業がスポンサーに付いて、F1とはケタが違うとは言え結構なカネをつぎ込んでるわけじゃん? モータースポーツへの理解はそれなりにあるだろうに、そういう企業達はなんでSAF1の支援には乗り出さなかったんだろう?
後、前から不思議だったんだけど、GTとかFポンのスポンサーしてるクセに、ブランディングとかプロモーションに積極的に活用してるケースが少い(IT系のイヴェントでエプソンやウィルコムがレースカー展示したって良さそうなもんなのに)のも良く分からないよね。一体何のためにスポンサードしてるんだろう? あの人達。

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コメント

はるまきさんこんにちは!

≫体何のためにスポンサードしてるんだろう?
SAF1のスポンサー不足の問題は、
SAF1のように1つチームで動いてるのと
ホンダやトヨタのように企業の一プロジェクトとして動くのでは違うっていうことですね。

SAF1が個人商店、自動車メーカーが企業に例えて
2つが同じ銀行に「お金を貸してくれ」と融資を
申し込んだらどっちに耳を貸すか?ってことです
よね。

それに今は不況下にありますが、ここ最近の
儲かってる企業って言うのはどこか「?」の付く
企業が多いんですよね。

はるまきさんのコメントに書かれたスポンサー
某Dのように実体の分からない会社とか
SGT見ても昨年メインスポンサーしてても
今年はもう会社自体無かったりと?な企業が
決して少なくないですよね。

あとFNやGTっていうのは一昔前は企業は
相撲の懸賞のようにただ広告としてお金を
出すだけでしたが、最近は異業種との
コラボレーションの一環としてスポンサー企業の
イベントにはチームがマシンを持ち込んだり
してますよね。

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